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高速ネットと静かな環境で仕事もしっかりしながら、海山歩きでリフレッシュ
徳島東部で、一拠点滞在型「ハイク×ワーケーション」 
鳴門市①

高速ネットと静かな環境で仕事もしっかりしながら、海山歩きでリフレッシュ
徳島東部で、一拠点滞在型「ハイク×ワーケーション」 
鳴門市①

徳島東部には、街の喧騒から離れながらも大都市圏より高速のネット環境で仕事が可能なエリアがいくつもあります。
一拠点に連泊する「滞在型ワーケーション」で仕事もしっかりはかどりつつ、手軽にハイキングや登山も楽しむ。そんな「ハイク×ワーケーション」に理想的な地域をご紹介するシリーズ、第3段は鳴門市。
山の楽しみと海の楽しみを同時に満喫して下さい。

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高速ネットと静かな環境で仕事もしっかりしながら、海山歩きでリフレッシュ 徳島東部で、一拠点滞在型「ハイク✕ワーケーション」 上勝町 ①
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高速ネットと静かな環境で仕事もしっかりしながら、海山歩きでリフレッシュ 徳島東部で、一拠点滞在型「ハイク×ワーケーション」 神山町 ①
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スマホひとつで鳴門をぐるっと!「くるくるなると周遊デジタルチケット」を使ってみました
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アクティビティ 観光スポット グルメ カフェ アート・工芸 自然


ワーケーション宿泊プランが充実のアオアヲナルト・リゾート

ワーケーション宿泊プランが充実のアオアヲナルト・リゾート

滞在するのは、『アオアヲナルト・リゾート』。
海の街・鳴門でのワーケーションならば、ぜひオーシャンビューの部屋で!と、瀬戸内海国立公園内のビーチの真上、目と鼻の先に青い海と淡路島が見えるホテルです。

淡路島から徳島に入って最初の高速道路の出口や高速バスのバス停がすぐ近くというまさに徳島の玄関口といえるロケーション、特に関西圏からのアクセスは四国最高と言えるでしょう。

部屋は海に面して一面大きな窓。目の前にはどこまでも広がる青い海と青い空。
プライベートバルコニーにはテーブルと椅子が備えられ、パソコンを広げて海を間近に感じながら仕事するにはうってつけ。
太陽の光を浴びながらお茶や食事も楽しめます。

 バルコニーから眺める大鳴門橋と大毛海岸の砂浜
バルコニーから眺める大鳴門橋と大毛海岸の砂浜
 まさに「海の真横で」お仕事
まさに「海の真横で」お仕事

客室数208、すべての部屋から海が見える様に横に長い造りの広々とした館内を端から端まで歩くだけでも程よい気分転換の運動になります。
チャペルのある庭はのんびりできるだけでなく、Wifiも通じるので滞在客の中にはここで仕事をする人もいるのだとか。

『アオアヲナルト・リゾート』はワーケーション滞在プランにも力をいれているので、ぜひHPのワーケーションプランの特別ページをチェックしてみて下さい。

ただ泊まるだけではなく、幅広い年齢層の宿泊客向けに館内や周辺エリアで楽しめる様々なスポーツやアクティビティーの他、鳴門らしい体験が数多く用意されているのも、『アオアヲナルト・リゾート』の魅力の一つ。

 ビーチにある釣り堀。大きな旬の魚たちは釣れれば買い取って料理してもらうことも可能
ビーチにある釣り堀。大きな旬の魚たちは釣れれば買い取って料理してもらうことも可能
 徳島や鳴門の名産を取り揃えた売店。おやつ用のスナックやドリンクもあります。
徳島や鳴門の名産を取り揃えた売店。おやつ用のスナックやドリンクもあります。
 さすが鳴門金時のふるさと、こんなUFOキャッチャーまで。レンタサイクルで海辺のサイクリングも。
さすが鳴門金時のふるさと、こんなUFOキャッチャーまで。レンタサイクルで海辺のサイクリングも。

館内にはそれぞれスタイルの違うレストランやカフェが5つもあるので、毎食のバリエーションに悩む心配はありません。
今夜は『テラスカフェ オーゲ』で軽めのディナー。一日限定10個のグルメバーガーや、パスタを楽しみました。
自室で仕事に集中したいならば、テイクアウトやルームサービスももちろん用意されています。

ゲストルームの大きな窓から朝日が差しこみ、目覚めとともに最初にみるのはこの素晴らしい青い海。
窓を開けると清々しい風が吹き込み、頭もスッキリの最高の気分で迎える朝です。

朝食は和食洋食悩みましたが、まずは洋食をチョイス。
『アオアヲナルト・リゾート』は、他と違ってユニークなサンドイッチビッフェです。
薄切りのパンが何種類も、中に挟む具材やソースも数多く並べられ、自分で好きなパンを取って好きな具材を挟んでオリジナルのサンドイッチを作ることができるのです。

目の前で焼いてくれる熱々のオムレツや、フレッシュなサラダ、ヨーグルトにドリンクとどれも食べたくて困ってしまいます。

実は密かに人気なのは、テイクアウトボックスに好きなものを詰め込んでお部屋にテイクアウトする方法。
バルコニーで海風を全身に感じながら静かにゆっくりと食べる朝食…大きな窓のある部屋とバルコニーを見ると、やはり誰もがやりたくなってしまうようです。

すぐ近くに日本最大級・世界の名画が一同に介する大塚国際美術館

『アオアヲナルト・リゾート』から手軽に散歩気分で歩いて行けるのが、すぐ隣に広がる鳴門公園。徳島県を代表する観光スポットが園内にいくつもあります。

中でも、『アオアヲナルト・リゾート』から一番近い場所に位置するのが、美術ファンのみならず2018年の紅白歌合戦で、徳島県出身の米津玄師さんが「Lemon」を歌った舞台として、一気に国内のあらゆる層に知られる存在になった『大塚国際美術館』です。

古代遺跡から現代美術まで、世界中の有名な絵画1075点が非常に高度な技術で焼かれたタイル(陶板)の上に実物大で精巧に再現され展示されています。

大塚製薬グループの大塚オーミ陶業株式会社が開発した世界で初めての薄くて歪みの少ない堅牢な超大判サイズの陶板、元々は鳴門海峡の砂浜の白砂を使って開発が始まりました。

ここではどんな名画でも触り放題、写真も撮り放題。モナ・リザの真横で一緒に写真を取ることもできるのです。

日本最大規模の館内の展示をすべて見て歩くと、全長なんと4km!
もう立派なウォーキングエクササイズな広さなので、歩きやすい靴で来るのは必須です。

空調の効いた快適で静かな館内を、歩きまわること半日。
楽しみながら、仕事に打ち込んで固まった体も気持ちよくほぐれていきました。

館内には自動販売機やカフェもあるので、お腹が空いても安心。チケットは当日であれば再入館可能なので、鑑賞の途中でも公園内の他の場所に行くこともできます。

 モネの睡蓮の池に面して、ランチに最適な館内カフェが
モネの睡蓮の池に面して、ランチに最適な館内カフェが

鳴門市自慢の海鮮をたっぷり使った海鮮丼や、ミロのヴィーナスをイメージしたカレーが人気の他、イベントや季節に応じた限定メニューもいろいろ。
館内の名画をモチーフにした期間限定のスイーツがいろいろ出るので、いつ行っても違う楽しみがあります。

空中45m、鳴門の渦潮の上を散歩

空中45m、鳴門の渦潮の上を散歩

鳴門公園内を散策中にいつも見えている白い巨大な海上橋。徳島と淡路島をつなぐ大鳴門橋の下の海が、「世界三大潮流」の一つ鳴門海峡です。

鳴門といえば渦潮、渦潮といえば鳴門…もう説明は不要なほど有名な場所ですね。
春や秋の大潮時には最大直径20mにもなる、世界最大といわれる大渦をこの目で見ようと多くの観光客が訪れます。

大鳴門橋は歩行者が通行できないのですが、橋の下側を利用して渦の発生場所の真上までず〜っと長い歩行者用遊歩道が伸びているのが、『渦の道』です。

渦の道は海上から45mの高さにあり、全長は片道450m。往復すれば1km弱なので、こちらも良いウォーキングになります。

突端の展望室以外にも、遊歩道の途中でも展望場所があり、周囲の青い海もすべて見えるので長い距離も気になりません。
展望室には床がガラス張りの部分もあり、高所恐怖症気味だとちょっとしたスリルが味わえます。
海峡を行き交う漁船が潮流のやや緩やかな場所を勢いよく突っ切っていくのは、見ていてハラハラドキドキです。

渦のできやすい時間帯は1日2回。日によって時間が変わるので、『渦の道』ホームページの「渦潮期待度表」はしっかりチェックしてから、ベストな時間を狙って行きましょう。

海の真ん中で一日中のんびり。仕事しながら釣りにBBQ

山のエリアではできない、海沿いの鳴門ならではの環境で仕事も遊びも一挙両得。
ならば思い切って「海の上」に行くのはどうでしょうか。

ウチノ海は鳴門市にある内海。三方をほぼ山に囲まれているので一見大きな湖のようですが、ちゃんと三つの海峡で外海と繋がっている海です。

山上の展望所から見下ろすと、海上一面に小さな四角いビーズが散らばっている様に見えるのは、養殖の生簀や釣り用の筏。

ここは、筏での魚釣りの一大レジャースポットなのです。

鳴門市での釣り情報をまとめた『こころ弾む 釣りの楽園とくしま鳴門』
ダウンロードはこちらから。
https://www.naruto-kankou.jp/download/fishingmap/fishingmap.pdf

ウチノ海の周囲には釣り用筏と送迎の渡船が幾つもあり、今回は『藤本水産』の渡船にお世話になりました。

釣りの道具や餌もすべてレンタルできるので、手ぶらでOK。
筏の上でバーベキューするための用具も一式レンタルしました。(すべて要予約)

食材は自分で好きなものをスーパーなどで買って持ち込みます。『藤本水産』さん自慢の養殖鯛「大鳴門鯛」を味わいたい場合は予約時に注文しておきましょう。

今回の釣りは釣果よりものんびりするのが目的なので、遅めの出発に。渡船の時間は希望に合わせてもらえます。

渡船の発着場所の撫佐漁港からウチノ海のほぼ中央にある筏までは、10分弱の気持ち良いクルーズ。青空と青い海の最高のコンディションです。

 今回お借りする筏に到着。日よけも風よけも洋式トイレも完備
今回お借りする筏に到着。日よけも風よけも洋式トイレも完備

終了予定時間に迎えに戻ってきてもらうまで、渡船とはひとまずお別れ。
ここは携帯の電波はしっかりと入るので、予定変更や何かあってもすぐに連絡ができます。

内海ゆえに波がたたない静かな水面なので、広い筏の上で揺れはまったく感じません。テーブルの上にタブレットや電源をセットアップし、仕事準備も完了。

注文しておいた餌のオキアミ(とても小さなエビです)もたっぷりとあるので、まずは撒き餌して魚を呼び、いよいよ糸を垂らしてみました。

 餌のオキアミに似た小さな針が幾つもついた釣り竿
餌のオキアミに似た小さな針が幾つもついた釣り竿

澄んだ深い水中に大小の魚影がいくつも動くのが見えます。餌にひかれて集まってきた様子。釣りはまったく初心者でも、魚が活発な時間であれば意外と簡単に何匹も針にかかることも。

アイスボックスを用意しておけば、釣り上げた魚はもちろん自分で持ち帰ることもできます。
今回は気楽にのんびり釣りモードなので、小さい魚はすぐにリリースしました。

青空とそよそよとした風に吹かれ、たまにテーブルで仕事をしつつ、静かな海の上でただボーっとする。とても贅沢な時間です。

ウチノ海での筏釣りをさらに深堀り!
『釣り、BBQ、読書。それとも仕事? 何でもありの筏釣り』
https://www.east-tokushima.jp/feature/detail.php?id=84

お腹が空いたら、コンロに炭を入れて火の準備。海の上でのバーベキューの始まりです。

食べ終われば、燃え残りの炭はコンロにそのまま、ゴミは筏に用意されたゴミ箱に入れておくだけ。
食材の用意以外は本当になんの準備や片付けも無用の、完全ストレスフリーなのが、リラックスデーにはとてもありがたいサービスでした。

お腹も満たされた後は、コーヒーをいれてただのんびり。

巷の喧騒とはまさに隔絶された海上でのワーケーション、山のエリアとはまた一味違う鳴門ならではのアクティビティーで、心と身体のリフレッシュ完了です。

(鳴門市ワーケーションその②へ続く)

● アオアヲナルトリゾート
徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛16-45  Tel: 088-687-2580
https://www.aoawo-naruto.com/
「徳島でワーケーション」ページ
https://www.aoawo-naruto.com/publics/index/264/

● 大塚国際美術館
徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1  Tel: 088-687-3737
https://o-museum.or.jp/

●大鳴門橋遊歩道 渦の道
徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内  Tel: 088-683-6262
https://www.uzunomichi.jp/

● 藤本水産(ウチノ海筏渡船)
徳島県鳴門市瀬戸町 撫佐漁港  Tel: 088-688-0686
http://www.fujimotosuisan.com/