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吉野川の潜水橋

徳島県を東西に横断する吉野川には、8つの潜水橋があります。

吉野川は、河川勾配が急なため、降った雨が短時間で流出し、下流で越水、
氾濫を生じる危険性があり、江戸時代には2年に一度のペースで洪水が起きていました。

吉野川の渇水時と増水時の水量の差は、「暴れ川」として有名な「坂東太郎」利根川の4倍近くあり、治水の難しさでは日本一といわれています。

川に橋を架けても流されてしまうため、大雨のときには水没して流出を防ぐ橋が考案されたのが潜水橋です。

潜水橋は、両岸の堤防より低い位置で架けられており、
流木等が引っ掛かって橋に負担がかからない様に欄干が無いのが特徴です。

ノスタルジックなイメージが撮影スポットや映画のロケ地として人気を集めています。
生活道路としての機能のほか、遍路道にも何本かの潜水橋があり
近い川面の風景は歩き遍路の癒やしになっています。

吉野川にかかる潜水橋(2023年1月現在)

脇町橋
大野島橋
川島橋
千田橋
学島橋
学北橋
香美橋
高瀬橋

徳島県「橋の博物館とくしま」
https://www.pref.tokushima.lg.jp/bridge/

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