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初詣に合格祈願、御朱印まで!
徳島市「王子神社」へお詣りに行きました

初詣に合格祈願、御朱印まで! 
徳島市「王子神社」へお詣りに行きました

家内安全、安産祈願、合格祈願に縁結び。
いろいろな思いや願いがあるときに、人が足を運ぶのが神社。
徳島にもたくさんの神社が点在しています。
その中のひとつ、徳島市にある「王子神社」さんにお伺いしていろんなお話をお聞きしました。

観光スポット 伝統・文化 寺社仏閣 歴史


王子神社は、『徳島県文化の森総合公園』の敷地内にあります。

 ▲徳島県立図書館の建物の隣に、こんもりとした森が。
▲徳島県立図書館の建物の隣に、こんもりとした森が。
 ▲ここが「王子神社」です。
▲ここが「王子神社」です。

地域の人を中心に、徳島県民からは「猫神さん」「おうじんさん」という呼び方でも親しまれています。

 ▲本殿の中にも、大きなまねき猫が。
▲本殿の中にも、大きなまねき猫が。

神社のある場所は天津日子根命(あまつひこねのみこと)が根子神として古くから祀られ、江戸時代に阿波藩蜂須賀家家老の長谷川奉行が代々崇敬したと伝えられています。

 ▲猫猫猫猫、猫ちゃんが参拝に訪れた人を見守ってくれています。
▲猫猫猫猫、猫ちゃんが参拝に訪れた人を見守ってくれています。
 ▲写真撮影用の巨大御守。猫ちゃんたちが阿波おどりを踊っています。
▲写真撮影用の巨大御守。猫ちゃんたちが阿波おどりを踊っています。

社殿に向かって左手側に「おうらまいり」という言葉があります。
これは社殿に「大明神二柱和魂(柔和、仁慈の徳を備えている魂)」を合祀していて、本殿裏手に「大明神二柱荒魂(祟りを及ぼすような荒々しい魂)」を祀っていることからだそうです。
裏手にいくと「お松大明神」と「お玉大明神」の祠があります。

 ▲裏手にはたくさんの絵馬がびっしり!「●●大学に合格できますように」「試験に受かりますように!」などを書かれたものが多数ありました。
▲裏手にはたくさんの絵馬がびっしり!「●●大学に合格できますように」「試験に受かりますように!」などを書かれたものが多数ありました。
 ▲こちらのかわいい黒い猫ちゃんの像は「心願成就さすり猫さん」。受験や試験などの合格祈願をするときは頭をさすりながら、安産祈願の場合はお腹をさすりながら、恋愛成就は手をさすりながら名前と住所、願い事を心の中で唱えると願いを叶えてくれるそうです。
▲こちらのかわいい黒い猫ちゃんの像は「心願成就さすり猫さん」。受験や試験などの合格祈願をするときは頭をさすりながら、安産祈願の場合はお腹をさすりながら、恋愛成就は手をさすりながら名前と住所、願い事を心の中で唱えると願いを叶えてくれるそうです。

「猫神さん」という呼び名は、俗にいう「阿波の猫騒動」からきているものです。
今から約300年以上前に、無実の罪で捕らえられたお松さんという女性が愛猫・お玉に報復するようにと言い含めて、その後お玉の霊が罪をかぶせた人々を次々に祟ったのだそうです。
この事件をうけて長谷川奉行はこの神社にお松とお玉の霊を祀ったのだそうです。
そこから誰ともなく「願い事を叶えてくれる猫神さん」と呼ぶようになったとのことです。

現在では開運、良縁、商売繁盛、そして合格祈願の神様として知られています。
特に受験シーズンになると、受験生本人だけでなく両親・祖父母などの参拝が増えてくるほど。
詳しい由来はわかっていないそうですが「長谷川奉行がたいそう頭の良い方だったので、その御利益にあやかりたいという説があるようです」と王子神社の禰宜(ねぎ)さんは話してくれました。

「猫神さん」と呼ばれているだけあり、絵馬や御守なども猫のモチーフが散りばめられています。

そして神社には6匹の猫ちゃんが飼われています。

 ▲毛並みのきれいなうにちゃん。
▲毛並みのきれいなうにちゃん。
 ▲猫ちゃんの遊び場でのんびり毛づくろいをするもーちゃん。
▲猫ちゃんの遊び場でのんびり毛づくろいをするもーちゃん。
 ▲日向ぼっこをするふくちゃん。
▲日向ぼっこをするふくちゃん。

ほか神社に遊びにくる公園猫もいるそうです。
猫ちゃんたちは境内に姿を見せてくれて、参拝客がなでたり、おもちゃで遊んだりもできます。猫好きさんにはたまらないですね!

猫好きさん、受験生の参拝が多いのはもちろん、最近ではある目的で訪れる人が増えているそうです。

それは御朱印!
御朱印は、参拝した証としていただく「神仏とのご縁の記録」です。
お寺や神社を参拝したときにいただけるもので、お寺や神社の朱印を押して、さらに参拝日や寺・神社名などを墨書きしたものです。
10年ぐらい前から女性たちのあいだでパワースポット巡りが流行し、その流れでお寺や神社を参拝する人が大幅に増加しました。
その中で、神社によって変わるデザインの御朱印に注目が集まり、一気に御朱印ブームが巻き起こります。
ブームの盛り上がりとともに、参拝客に楽しんでもらうためイラストを描くなど工夫を凝らす神社さんが増えたこともあり、今や御朱印めぐりはレジャーの定番にもなっています。

徳島でも4年前くらいから徐々に御朱印に力を入れる神社さんが増えてきたそうです。

王子神社さんにもオリジナルの御朱印があります。
もちろん、モチーフは猫ちゃん!

 ▲11月の御朱印。猫ちゃんが名画のモデルになってます!
▲11月の御朱印。猫ちゃんが名画のモデルになってます!
 ▲鳴門市の宇佐八幡神社さん、勝浦町の坂本八幡神社さんの月替わりの御朱印。文字もデザインも個性があって見るのが楽しい!
▲鳴門市の宇佐八幡神社さん、勝浦町の坂本八幡神社さんの月替わりの御朱印。文字もデザインも個性があって見るのが楽しい!

初めは8月だけ阿波おどりを踊る猫ちゃんの御朱印を作ったそうですが、今では「参拝する方の楽しみになれば」と毎月ごとに御朱印のデザインを変えているそうです。

ちょうど取材時に御朱印帳を持って、定期的に王子神社を訪れる方に出会いました。
以前は京都などの有名なお寺や神社をめぐるのが楽しみだったそうですが、コロナで県外に出られない毎日に…。
そんな中、徳島県内の神社でもオリジナルの御朱印を作っていることを聞き参拝してみると、その可愛らしさやバリエーションの豊富さに心奪われて県内の御朱印めぐりを続けているそうです。
「県外の神社にはない地元・徳島の神社さんの魅力を再発見するきっかけになりました」とにっこり。

 ▲12月は2021年の干支・牛さんと2022年の干支・寅さんと一緒に猫ちゃんがお茶会しています。めっちゃかわいい!
▲12月は2021年の干支・牛さんと2022年の干支・寅さんと一緒に猫ちゃんがお茶会しています。めっちゃかわいい!
 ▲月替わりの御朱印はこちらの社務所で受けられます。ちゃんと参拝してから御朱印をいただけるように声をかけましょう。御朱印の受付は9:20~16:40まで。時間外の対応は不可。また宮司が不在で対応できない場合もあるので、事前にインスタグラムで確認してから参拝しましょう。
▲月替わりの御朱印はこちらの社務所で受けられます。ちゃんと参拝してから御朱印をいただけるように声をかけましょう。御朱印の受付は9:20~16:40まで。時間外の対応は不可。また宮司が不在で対応できない場合もあるので、事前にインスタグラムで確認してから参拝しましょう。

「自分も徳島県内の御朱印めぐりをしてみたい」という人にぴったりのイベントが開催されますよ。

それが「冬詣(ふゆもうで)御朱印めぐり」!

初詣から半年の節目に神社に参拝して、残り半年を無事に過ごせるように祈願する「夏詣(なつもうで)」という行事が浅草神社が発祥となりスタートしました。
徳島では2021年に本格的に始まったんだそうです。

参加する神社では、期間中に共通の印が入った「夏詣」の特別御朱印がいただけるということもあり大好評!
そしてこの冬、「冬詣」がスタートするんです。

期間は2022年2月1日(火)から3月31日(木)まで!

参加している神社は、
徳島市…「王子神社」「小倉八幡神社」「事代主神社」「椎宮八幡神社」「四所神社」「津田八幡神社」「徳島眉山天神社」
鳴門市…「大麻比古神社」「宇佐八幡神社」、吉野川市「鴨島八幡神社」
阿波市…「御所神社」、勝浦町「坂本八幡神社」
阿南市…「羽浦神社」美波町「日和佐八幡神社」の14社です!
※神社によって書き置き対応の場合もあります。


このようなイベントを実施するのも、地域貢献のひとつだと禰宜さんは話します。
「神社に参拝される方が増えれば、その前後に近くのお店に行く人も増えます。地域の方たちの支えがあってこその神社なので、このようなイベントを通して神社のことを思い出してもらったり協力していただける方が増えてくれば嬉しいですね」。

 ▲神社から見える景色も抜群です!
▲神社から見える景色も抜群です!

神社は年に1回行く場所ではなく、月1回ペースで行ってもいい場所!とも言えますね。
神様に約束したり、お願い事をする神社のイメージはどんどん進化しています。

今こそ、徳島の神社を参拝して新しい楽しみを見つけてみましょう!

王子神社
徳島県徳島市八万町向寺山55(徳島県立文化の森総合公園内)
TEL. 088-668-6915
P/徳島県立文化の森総合公園と共有
HP/https://www.instagram.com/tokushimanekokami/