特集

阿波市に新・ご当地グルメが誕生
世界一の辛さをご賞味あれ

阿波市の新たなご当地グルメとして最近話題になりつつあるのが、2019年夏から販売されている[AWA Devil’s pepper]という調味料。なんと“世界一辛い”と称されるキャロライナ・リーパーを100%使用したスパイスなんです。この世界最辛のスパイスがたっぷり入った激辛カレーイベントも月イチで開催されています。激辛マニア必見の新フードをつくる生産者の声を伺ってきました。


阿波市のNEWご当地グルメは
世界一○○なアレを使った調味料!?

阿波市のNEWご当地グルメは
世界一○○なアレを使った調味料!?

阿波市のご当地グルメといえば、コシの強い手打ちうどんを茹で上げ1つのたらいに入れ、たらいのヘリで湯切りしながらつけ汁でいただく「御所のたらいうどん」が有名。
最近、そんな阿波市でじわじわと注目を集めつつあるのが[AWA Devil’s pepper(アワ・デビルズ・ペッパー)]とよばれる調味料。唐辛子を粉末状にしたスパイスなのですが、ただの唐辛子入りスパイスではありません。


使っている唐辛子は[キャロライナ・リーパー]という品種で、タバスコの約10倍の辛さがあるとされる激辛唐辛子「ハバネロ」よりも5倍辛いという、まさに燃えるような辛さの唐辛子なんです。
そのあまりの辛さから2013年にギネス世界記録で「世界一辛い唐辛子」として認定されたほど。

[アワ・デビルズ・ペッパー]を口に含むと、はじめは少し甘みを感じますがその直後にとてつもない辛さが襲ってきます。その辛さはたとえるなら、舌を細い針で刺されているような痛み。ジンジンと口中に広がり、喉を通るときもその辛みを感じるほど。全国の激辛好きをも唸らせる辛さといっても過言ではないでしょう。


阿波市内のお遍路さん休憩所にある自動販売機で販売されていて、
「なぜ阿波市で激辛スパイスを販売しているの?」「いつからつくっているの?」など気になるあれこれを、生産者の森本さんにお話を伺いました。

スタートは畑の有効活用
激辛スパイスが生まれた理由

スタートは畑の有効活用
激辛スパイスが生まれた理由

流木やシダ植物など観葉植物の販売を手がける『株式会社 山王子(やまおうじ)』の森本さんが[AWA Devil’s pepper]の原材料[キャロライナ・リーパー]の栽培から加工、販売までおこなっています。

「20年ほど関東で生活していましたが、2年ほど前にUターンしました。もともと自分が好きだった観葉植物と関わる仕事をしたくて起業しました。本業の傍ら、所有している休耕地で何か出来ることはないかと思ってはじめたのが唐辛子の栽培です」


まず手はじめに[ジョロキア]という品種を栽培したものの、森本さんは満足できず、「せっかく育てるなら、“世界一”とかもっとインパクトのあるものをやってみたかったんよ。いろいろ調べて辿りついたのが[キャロライナ・リーパー]。育てるのも苦労しました」

これまで観葉植物を栽培してきた森本さんでも唐辛子の栽培は一筋縄ではいかず、栽培当初はとても苦労したそう。最初に植えた30個の種はどれも発芽せず、枯れてしまったそうです。2度目に50個の種を植えてようやく発芽にこぎつけたものの、発芽したのはたったの2個だけだったとか。

栽培にあたっての困難はこれだけではありません。[キャロライナ・リーパー]はかなり刺激の強い成分を含んでいるため、素手で触ると非常に危険。特にその果汁に触れると、皮膚に強い痛みを感じるためゴム手袋をつけて収穫しています。

それだけ危険が伴う栽培・加工になるため、[AWA Devil’s pepper]の製造は森本さん1人でおこなっており、一つひとつ手作業で作りあげています。1週間で10本生産するのがやっとだそう。
現在店舗販売しているのは阿波市土成町にあるお遍路さんのための休憩所(涼堂)のみとあって、阿波市に来たらぜひとも手に入れておきたい非常にレアなスパイスなのです。


「最初に[AWA Devil’s pepper]をつくったときに、無料のサンプルを50個配布したんです。SNSで告知をしたら、県内はもちろん大阪府や石川県など県外からの問い合わせもあって! 一度試してもらって気にいって、リピートしてくれている方もいらっしゃいますね」と森本さん。


涼堂(すずみどう)/[AWA Devil’s pepper]販売箇所

徳島県阿波市土成町吉田涼ミ堂24-2
tel. 090-9291-8733
営/8:00頃~19:00頃まで(日によって変動あり)
休/なし
P/約2台

挑戦者求む!
特製[AWA Devil’s pepper]カレー

挑戦者求む!
特製[AWA Devil’s pepper]カレー

2019年11月からは毎月第3日曜に『道の駅 どなり』にて、[AWA Devil’s pepper]を使ったカレーが食べられるイベント[Devil's challenge(デビルズチャレンジ)]を開催しています。調理師免許を持ち関東で約20年間料理人として働いていた森本さんが自ら手がけるカレーは、玉ねぎをしんなりとあめ色になるまで炒め、にんにくや生姜をアクセントに使用するなどこだわり満載。一人前につき約1gの[AWA Devil’s pepper]が入っています。

「1日15食限定、一皿500円です!10時の開店前から待ってくださっている方もいて、用意していた15食はすべて売り切れました」と森本さん。

今後の激辛カレーイベント情報については森本さんのTwitterなどで配信される予定。世界一の辛さを体感してみては?


道の駅どなり/[Devil's challenge]開催場所

徳島県阿波市土成町宮川内平間28-2
tel.088-695-5405
営/10:00~17:30
休/月曜(祝日の場合営業、翌日休)
※イベントの開催は毎月第3日曜のみ。

まさに“悪魔級”の辛さを誇る[AWA Devil’s pepper]ですが、うどんやみそ汁にちょっとかける程度で味わうのが一番おすすめだそう。なんでも、刺激的な辛みが少しマイルドになって、キャロライナ・リーパーの甘みや風味をしっかり堪能できるのだとか。

激辛好きのみなさんはもちろん、ちょっと変わり種の徳島土産としてもおすすめな[AWA Devil’s pepper]。実際に口にして、その辛さを確かめてみてくださいね!