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車窓とローカルフードを楽しむショートトリップ
鳴門線篇

車窓とローカルフードを楽しむショートトリップ
鳴門線篇

JR四国鳴門線は池谷駅から鳴門駅の間を走る、全長8.5km、駅数7つの単線です。
主に通勤通学の足として利用されていますが、徳島市内から風景を楽しみながら
のんびりと鳴門に小旅行もオススメです。

徳島駅からは1日16本(2013年4月現在)の直通が走っています。
帰宅ラッシュが始まるちょっと前、徳島駅発16:20の便で鳴門に向かいます。

グルメ カフェ バー・ナイトライフ


1987年製造、未だ現役のキハ47-171が引っ張る2両編成。
車掌さんの話によると、キハ47形は2025年にハイブリッド車両の導入で
廃車になるかもしれないとのこと。

 ノスタルジー漂う車両の風景。
ノスタルジー漂う車両の風景。
 鮎喰川の車窓(潜水橋)
鮎喰川の車窓(潜水橋)
 吉野川の車窓(四国三郎橋と阿讃山脈)
吉野川の車窓(四国三郎橋と阿讃山脈)

徳島駅を発車して、隣の佐古駅を通り過ぎると、あっという間に
のどかな風景が広がります。
鮎喰川にかかる潜水橋、雄大な吉野川。
藍住町勝瑞駅のホームは桜が満開です。

 勝瑞駅
勝瑞駅

沿線沿いは野花が咲いて、田んぼの水入れも始まっています。

鳴門市大麻町の池谷(いけのたに)駅は高松に向かう高徳線と鳴門に向かう鳴門線がV字型になった分岐駅。
沿道には列車を写真に収めるアマチュアカメラマンが並んでいます。

池谷駅から住宅の間を18分走ると終点の鳴門駅に到着。

足湯ふろいで〜

足湯ふろいで〜

駅前ロータリーにある無料の「駅前足湯ふろいで〜」
ふろいで〜の名称はベートーベンの第9が日本で始めて鳴門で演奏されたことにちなんで
歌詞のフロイデ(歓喜)と風呂をかけているそう。

待合の時間の憩いの場になっています。

開館時間:午前9時から午後5時
休館日:月曜、年末年始
(月曜日が祝日の場合は翌火曜日休館)
利用料:無料
源泉:自然温泉 あらたえうずしおの湯
泉質:カルシウム・ナトリウム−塩化物冷鉱泉
※足湯用駐車場がないためお車でのご来場はご遠慮ください。

※拭き取り用のタオルはご持参いただくか、施設内にて1枚100円で購入できます。

 「すし一」地元の新鮮な素材を使った老舗のお寿司屋さん
「すし一」地元の新鮮な素材を使った老舗のお寿司屋さん
 「マザーズ」パン屋さん併設の老舗カフェ
「マザーズ」パン屋さん併設の老舗カフェ

鳴門駅周辺はグルメの宝庫。
駅から徒歩10分圏内に、地元の食材を使った居酒屋やカフェやお寿司屋さんが溢れています。
市民が散歩や運動を楽しむ、うずしおふれあい公園沿いにある
焼き鳥屋さん「Jiro」を訪問

JIRO(ジロー)

JIRO(ジロー)

外からは焼き鳥屋さんには見えない、ログ風の建物。
看板も控えめで、知る人ぞ知るお店。
価格はリーズナブルですが、素材と焼きにとことんこだわった
本当に美味しい焼き鳥が味わえます。
上品にワインを合わせていただくのもよし。
そろばんと呼ばれる首の周りの剥き身をコリコリとやりながら日本酒をひっかけるのもよし。
ゆったりとした空間で思わず長居してしますお店です。

JIRO(ジロー)
鳴門市撫養町小桑島字前浜171
営業時間/18:00~22:00
定休日/水曜日(不定休あり)

居酒屋 大和

21時10分鳴門駅発徳島駅行きの最終列車に乗る前に
鳴門駅の目の前にある居酒屋大和(やまと)さんで一杯。

地産地消にこだわった居酒屋で、地元漁師から直接仕入れた魚メニューが豊富。
阿波牛やすだち鶏などの肉料理、鳴門金時や鳴門れんこんなどの地元野菜のメニューもあり、
鳴門の味を堪能できるお店です。

居酒屋 大和
鳴門市撫養町小桑島字前浜273-4
営業時間/11:30〜14:00(ラストオーダー 13:45)
17:30~24:00(ラストオーダー 料理23:00、ドリンク23:30)
定休日/火曜日(火曜日が祝日の場合、翌日の水曜日休み)
https://izakaya-yamato.com/

鳴門駅周辺には他にもバラエティあふれるお店がたくさんあります。
何度も通いたくなるエリアです。
徳島駅からディーゼル列車に乗って40分で到着。
当日思いついても出かけられる手軽さです。
ちょっとした旅の気分を味わえるのが鳴門の魅力。
ぜひ一度列車の小旅行を体験してみはいかがでしょうか?