特集

花に呼ばれて天空へ
心のふるさと
徳島県吉野川市美郷

花に呼ばれて天空へ
心のふるさと
徳島県吉野川市美郷

春になると私たちの心をワクワクさせてくれる花。
徳島の山奥に、たくさんの人が訪れる花の名所があるのはご存知ですか?
人口わずか900人の地区に年間6万人の観光客が訪れるといいます。その地区の名は『美郷(みさと)』。文字通り、日本が世界に誇る『美しい故郷(ふるさと)』です。

美郷では、年間を通して自然を満喫できるイベントが目白押しです。梅の花まつり(2,3月)、桜まつり(3,4月)、芝桜まつり(4月)、ほたるまつり(5,6月)、川まつり(8,9月)、梅酒まつり(11月)、石積みライトアップ(12月)などなど。

徳島で生まれ育った私ですが、実はまだ美郷に行ったことはありませんでした。今回は4月1日から始まる「芝桜まつり」を前に、見どころを探しに行ってきました。さあ、どんな出会いが待っているでしょうか?期待に胸を膨らませて出発です。

文・藤井園苗(タクシードライバー)

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美しい郷、美郷の名に込められた
住民たちの想い

美郷では暖かくなり始めると、梅、桃、桜と次々に春の花が咲いていきます。中でも、他では絶対に見ることのできない風景が、「高開(たかがい)の石積みに咲く芝桜」です。標高360メートルの山の斜面に石積みで作られた集落。石積みを包むのは白やピンクや紫の芝桜。写真で見たその風景はまるで空中庭園みたい。

美郷に到着して最初に訪れたのが「美郷ほたる館」です。美郷は数多くのホタルが生息する地域として、昭和45年に日本で唯一、地域全体が国の天然記念物に指定されました。美郷ほたる館ではホタルのことはもちろん、美郷の歴史や文化、暮らしなどがわかりやすく展示されています。

 季節になると「美郷ほたる館」前の川でもホタルが見られる
季節になると「美郷ほたる館」前の川でもホタルが見られる

美郷ほたる館では地域の環境を守る活動や町おこしのイベントなども行っています。まさに美郷のことがなんでもわかる観光案内所。

スタッフの方に「石積みのガイドってあるんですか?」と聞くと、「うちの館長が案内しますよ」とのこと。(有料700円/人、ほたる館の入館料込み)

そして紹介してもらえたのが、館長の武田さんでした。

 名物館長の武田さん
名物館長の武田さん

石積みに向かう車の中で、武田さんが美郷の名前の由来を教えてくれました。

武田さん「昭和30年に中枝村、東山村、三山村が合併して美郷村になったんよ。たいてい合併する時は、それぞれの名前から1文字とって付けたりするだろ?そしたら中東村とか三郷村とか案が出たんやけど、「これからは周りが都市化していくのは目に見えとるけん、ここは美しい郷でいかんか」ってことになってな。今思うと当時の人たちは先見の明があったんやな。中東のほたるって言うより、美郷のほたるって言うたほうが響きがえぇでぇな」
私「確かに!美郷の方が良いですね」

天高くそびえる石積みを守る芝桜

武田さんの話を聞きながら、車は山道を登っていきます。

武田さん「今は杉を植えてしまって見えんようになってしもたけど、この麓から上までずっと石積みがあるんよ。500段はあるかな」

そして、いよいよ駐車場に到着。上を見上げるやいなや、感嘆の声を発さずにはいられません。

武田さん「カメラマンの人が、“ここはトンビの背中が見える!”って喜んで言うんよ。ここは標高が高いだろ。石積み上がったら、トンビが飛ぶんと同じ高さにおるわけよな」

 ものすごく急な傾斜で作られている石積み
ものすごく急な傾斜で作られている石積み

私「う~わ~、これはすごいな!」

「ただの石積みか」と思う人も実際に自分の目で見たら、そのスケール感に圧倒されるはずです。この「高開の石積み」は、下から見上げると城塞のごとく天に向かってそびえ立っています。でもお城ではありません。この地を開拓した先人たちが、少しでも作物を多く植えようと作り上げた段々畑なのです。

 畑には作物が植えられ、ここに暮らす人がいることを実感できる
畑には作物が植えられ、ここに暮らす人がいることを実感できる

実はここ、“にほんの里100選”に選ばれている日本を代表する「ふるさと」の風景。石積みだけでも見る価値があるのに、芝桜が彩る春は絶対に見逃せません!

芝桜とはその名の通り、芝生のように地表に広がり花を咲かせます。だから芝桜の名所と言われるところは、広大な敷地一面に植えられていることが多いですよね。しかし、美郷の芝桜はひと味違います!300年以上昔に作られた見事な石積みを、芝桜が鮮やかに彩るのです。

 取材に訪れた3月中旬はまだ咲き始め。4月にはこの花が満開になります
取材に訪れた3月中旬はまだ咲き始め。4月にはこの花が満開になります

高開の石積みは、個人所有の段々畑の中に散策コースがあります。武田さんはそのまま人のお宅の庭まで入っていきます。縁側ではおじいちゃんがみかんを食べていました。

 このお庭も散策ルート
このお庭も散策ルート

私「こんにちは」
おじいさん「ああ、こんにちは。このみかん食べないだ(食べなさい)」
私「え、食べて良いんですか!?」

みかんをくれたこのおじいちゃん、実は石積み業界では超有名人。日本各地から教えを請う人がやってくるという石積みの達人、高開文雄さん(85歳)です。

 福が寄ってきそうなステキな笑顔の高開さん
福が寄ってきそうなステキな笑顔の高開さん

今では石積みの技術を受け継ぐ人も少なくなりました。でも、最近は地震などで崩れた石積みを、昔のままの姿に修復したいと、高開さんを訪ねて来る人が増えているそうです。

私「けど石積みって、素人がすぐできるわけではないですよね?」
高開さん「いやいや、誰にでもできる。この本に書いてあるとおりにしたらええだけじゃ」

そう言って出してくれたのは、高開さんが監修した石積みの冊子でした。高開さんはこれまで体験教室を開いて、延べ2000人以上に石積みを教えてきたそうです。

 昔と今では石積みの角度を変えているという高開さん。昔は耕作地を広く取るために角度が急だった
昔と今では石積みの角度を変えているという高開さん。昔は耕作地を広く取るために角度が急だった

高開さん「コンクリは寿命があるけんど、石積みはちゃんとやったら何百年ももつ。わしがやったところも50年以上崩れたことないよ。ここは上流やけんな、下の人たちのためにもしゃんと石積みで守っとかなあかんのんじゃ。土砂が川に流れたら、ホタルもあかんようになってまうわ」

昔は耕作地の確保のためだった石積みも、今では環境保全の意味合いに変わってきたとのこと。

 高開の石積み全景
高開の石積み全景

そして、芝桜を植え始めた理由も、石積みの表土が流れ出すのを留めるためだったそうです。決して人を呼ぶために植えたものではありませんでした。「けんど…」と笑いながら高開さんは続けます。

高開さん「畑仕事する時もキレイな花が見えた方がええでぇな」

石積みを維持できているのも、芝桜が色鮮やかに咲き誇るのも、高開さんのおかげ。「高開の石積み」は地名ではありません。「高開さんの石積み」という意味なんです。高開の石積みを訪れる際には、ぜひとも高開さんのお話を聞いてみてください。石積みの見方が変わると思いますよ!

 撮影に夢中になって落ちないでね
撮影に夢中になって落ちないでね

今年(2019年)の芝桜まつりは、4月1日から4月21日まで開催されます。芝桜が満開になるのは4月10日頃だとか。開花状況は、「美郷の環」のホームページでチェックしてみて下さい。(下のインフォメーション参照)

また、現地には駐車場が少ないので大変混雑します。「美郷ほたる館」からのウォーキングもオススメです。片道2.3km(40分程度)。分からないことがあれば、ほたる館にお問い合わせください。

美郷のシンボル、梅の花

美郷では、芝桜と同じくらい人を呼び寄せる花があります。それが、梅。
その昔、“青いダイヤ”と呼ばれるほど高値で取引されたという梅。美郷には梅農家さんが多く、2,3月の山には梅の花が咲き誇ります。

 天野梅園。農園なのに公園のように歩きやすい
天野梅園。農園なのに公園のように歩きやすい

次は、そんな梅農家さんが始めた農家民泊「きのこの里」に行ってみましょう!

ベジタリアンも安心、農家民宿のマクロビオティック料理

農家民泊「きのこの里」では宿泊だけでなくお昼の食事のみでもOK(要予約)。お料理は「美郷流マクロビオティック料理」なんだとか。やはり旅の醍醐味は美味しいごはん!さて、どんなお料理が出てくるんでしょうか。

 農家民泊「きのこの里」。向かいの山には高開の石積みが見えます
農家民泊「きのこの里」。向かいの山には高開の石積みが見えます

マクロビオティックとは、玄米菜食を中心とした食事法。自然のエネルギーを体と心に取り入れ、生きる力を取り戻すことができるそうです。「きのこの里」の料理を求めて国内外から人が訪れ、実は宿泊より食事のお客様の方が多いんだとか。

今日のメニューは、玄米に古代米ときびを混ぜて炊いたご飯、手作りこんにゃく、蓮根のハンバーグ、ピクルス、きんぴら、ごぶ漬け、菜の花の和え物、そば米汁、柿の葉茶でした。

 美郷流マクロビオティックの昼食1,000円
美郷流マクロビオティックの昼食1,000円

お料理をつくっているのは川村里子さん。もちろんどれも手作り。一品ずつ作らなければならないので、とても手間がかかるそうです。

川村さん「お出汁は椎茸と昆布からとって、砂糖は甜菜糖を使っています。食材は基本的に家で採れた物で、買った野菜も産地が必ず説明できる物です。できるだけ素材の味を楽しんでもらいたいから、味付けも濃くせんし、菜の花なんかは湯がき過ぎんように気をつけますね」

私「うん、このゴボウも香りがスゴい!きんぴら美味しい~」

 メニューについて説明してくれる川村里子さん
メニューについて説明してくれる川村里子さん

川村さん「うちのお父さん、以前は内装業しよってね、食堂の改装も全部やってくれたんですよ。この掘りごたつも手作り。お年召した方が来られた時にね、座りやすいわ~って喜んでくれました」

 採れたて椎茸を目の前で炭火焼きしてくれるご主人。肉厚の椎茸はプリップリ!
採れたて椎茸を目の前で炭火焼きしてくれるご主人。肉厚の椎茸はプリップリ!

私はこのランチで満腹なんですが、追加で野菜の天ぷらとアメゴの塩焼きを付けることもできるそうです。たくさん食べたい人は予約の時にご注文を。

さぁ、体に良い物をいっぱい食べて大満足!食事の後は畑に立派な梅の古木があるということで見せて頂きました。残念ながら花はもう終わっていましたが、なんとも立派な枝ぶりです。まるで天女様が腰掛けていそうな幻想的な佇まいでした。

 樹齢60年の梅の古木
樹齢60年の梅の古木

「梅の花まつり」の時には、この畑にもたくさんの人が花見に訪れるそうです。キレイなんだろうなぁ。ただ、イベントの時はお客様の対応が忙しいので、食事や宿泊はできないそうです。悪しからず!

私「イベントって大変ですよね」
川村さん「ほら、私たちだけやったらできんけんど、ほたる館さんが色々やってくれるけんな。ほなけん(だから)できるんよ」

何か催し物をするときはみんなが一体となって助け合い、お客様をもてなす。だから、来た人たちは大満足。年々リピーターが増えているそうです。

梅のおみやげがいっぱい、美郷物産館

梅のおみやげがいっぱい、美郷物産館 美郷物産館の入り口には、季節の花がお出迎え
美郷物産館の入り口には、季節の花がお出迎え

美郷に来たらやっぱり梅のおみやげを買いたい!ということで案内してもらったのは「美郷物産館」という産直市。

 店内には梅干しをはじめ美郷の特産品が並んでいる
店内には梅干しをはじめ美郷の特産品が並んでいる

店内にはいろんな農家さん自家製の梅干しがずらり。私が個人的にオススメしたいのは梅エキスです。食べ過ぎた時に梅エキスを舐めるとスッキリするので(※個人の感想です)、家に常備しています。

 一番奥の棚には梅酒がズラリ
一番奥の棚には梅酒がズラリ

お店の中でおしゃれなビンを見つけました。これ全部梅酒なんです。実は美郷は日本で初めて梅酒特区の認定を受けていて、5つの酒造がそれぞれ個性ある梅酒を製造・販売しているんです。試飲もできると聞いて「美郷物産館」の近くから山を上がった高台にある「大畠酒造」に向かいました。

本当の梅の香りを楽しむ梅酒 大畠酒造

本当の梅の香りを楽しむ梅酒 大畠酒造 大畠酒造は見晴らしの良い高台にあります
大畠酒造は見晴らしの良い高台にあります

到着すると優しい笑顔の杉友さん夫妻が迎えてくれました。

杉友さん「いらっしゃいませ~、こちらへどうぞ~」

名字は杉友だけど、屋号が大畠。地元の人は「おばたけ」と呼ぶそうです。昔から梅農家で、自家製の梅酒を作って親戚や近所の方に振る舞うと「本当に美味しい」と好評だったとか。美郷が梅酒特区に認定されたのを機に開業したそうです。

 雰囲気のある看板はご主人の手作りで、失敗した部分も笑いネタにする杉友夫妻
雰囲気のある看板はご主人の手作りで、失敗した部分も笑いネタにする杉友夫妻

現在、大畠酒造で製造・販売している梅酒は8種類。味を決めているのはご主人だそうです。

杉友さん「朝収穫してその日のうちに仕込むので、梅の香りがするんです。うちでは梅本来の味を楽しんでもらいたいので、甘さは控えめ。ブランデーなどクセが強いアルコールは使わず、ホワイトリカーと甲種の焼酎に漬け込んでいます」

 酒造まで行くと無料で試飲ができる
酒造まで行くと無料で試飲ができる
 月世界を仕込んで4年熟成させた純情梅酒「長期熟成」とほたるの宿「長期熟成」。ともに2,700円/500ml
月世界を仕込んで4年熟成させた純情梅酒「長期熟成」とほたるの宿「長期熟成」。ともに2,700円/500ml

杉友さん「この2本は「月世界」っていう品種の梅を使っているんですけど、徳島県で作られた品種で、アポロ11号が月面着陸したのにちなんで名前が付けたらしいですよ」
私「へ~。なんかロマンチックですね~」

 梅酒を漬け込んでいるタンク
梅酒を漬け込んでいるタンク

梅酒を漬け込んでいる酒蔵も見学することができます。大畠酒造では、「とくしま安2(あんあん)GAP農産物」の認証を受けた梅を使用しています。簡単に言うと、農薬などの「食品安全」だけでなく、「環境保全」や「労働安全」にも配慮した農産物の証です。

私「私、有機JASの提出書類手伝ったことありますけど、毎年書類が大変ですよね?」
杉友さん「えぇ、もう大変なんですけど、やっぱりこれを取ることで、お客さんにも安心してもらえますから」

梅酒のこだわりを聞いていて実直な方だなとは思っていたけど、予想以上でした。

 酒蔵見学では、梅の栽培から梅酒ができるまでを教えてくれます
酒蔵見学では、梅の栽培から梅酒ができるまでを教えてくれます

杉友さん「梅をJAに出している時は、お客さんの顔は見えなかったんです。けど、梅酒を作り始めて直接お客さんに会えるようになりました。美味しいって喜んでもらえるのが一番嬉しいですね」

同行した男性カメラマンが気に入ったのはキリッと辛口“治三郎”。残念ながら昨年の販売分はすでに売り切れということでした。でも、酒造での試飲の分は確保してあるそうなので、飲みたい人はぜひ酒造まで足を運んでください。杉友さんご夫婦が丹精込めて育てた梅で作った梅酒の味。きっとお気に入りの味が見つかるはずです。一緒に頂けるおつまみや梅干しも絶品ですよ!

 大畠酒造の入口にあるシンボルツリー。「恋あかね」に使われる露茜という品種。実は赤い
大畠酒造の入口にあるシンボルツリー。「恋あかね」に使われる露茜という品種。実は赤い

今年も11月には「梅酒まつり」が行われる予定です。もちろん、大畠酒造も会場です!「梅酒まつり」では無料のシャトルバスが出るので、梅酒を飲みながら各会場を巡りましょう。クーポン券は6杯分で1,000円。マイグラスをご持参ください。ごみ削減にもなって良いですね!


さて「美しい郷」、美郷の旅はいかがだったでしょうか?これからの美郷では色んな花が咲き乱れ、山の緑と澄んだ川の水が輝く絶好のシーズンです。「ほたる祭り」にはなんと3万人の観光客が訪れます。でも、イベントの翌日にはあちこちにゴミが散乱していて、その掃除は大変だそうです。

日本では数少なくなってしまったホタル。訪れる私たちもホタルが暮らせる環境を一緒に守っていきましょう!いつまでも美郷が「私たちの美しい故郷」で在り続けられますように。

Information

美郷ほたる館
【住所】徳島県吉野川市美郷字宗田82-1
【電話】0883-43-2888
【営業】9:00~16:30開館、5/20~6/20は9:00~21:30(この間は無休)
【入場料】高校生以上¥200、小学生以上¥100 団体割引あり
【休館日】毎週火曜日(火曜日が祝日の場合、その翌日)、年末年始
【HP】https://www.misato-hotarukan.jp/

芝桜まつり2019
【期間】 2019年4月1日(月)~4月21日(日)
【場所】 徳島県吉野川市美郷字大神
ただし、駐車場が少ないので美郷ほたる館から徒歩がオススメ
【問合せ】美郷ほたる館(NPO法人美郷宝さがし探検隊)0883-43-2888
【HP】https://www.misatonowa.jp/?md=1&md2=dsp&no=321
●ウォーキングイベントが4月10日と14日にあります。

農家民宿きのこの里
【住所】徳島県吉野川市美郷字田平199-1
【電話】0883-43-2370
【HP】http://www.cnet-oe.ne.jp/kinokonosato/
【料金】宿泊:1泊2食6,500円(小学生5,000円、幼児3,000円)
    食事:昼食1,000円~、夕食2,000円~
    体験:そば打ち(2玉持ち帰り)1,500円、青梅収穫(1kg持ち帰り)1,500円など多数あり

美郷物産館(みさと屋)
【住所】徳島県吉野川市美郷字峠463-3
【電話】0883-26-7888
【HP】http://misatoya.or.jp/
美郷でできる体験まとめ冊子が店内でもらえます
電子版は、みさと屋HP内「アレ・コレ」をクリック
※電子冊子を読むには、Flash Playerが必要です。

大畠酒造
【住所】徳島県吉野川市美郷字峠422
【電話】0883-43-2275
【HP】http://www.oobatake.com/

美郷の観光情報まとめサイト
美郷の環HP  https://www.misatonowa.jp/
花の開花状況などリアルタイム情報は、「美郷の日常」でチェック!

花に呼ばれて天空へ
心のふるさと
徳島県吉野川市美郷 記者

TEXT 藤井園苗
徳島県出身。航空自衛隊を辞職後、人口約1500人の徳島県上勝町に移住してゴミゼロ運動を進めるNPOで7年勤務。帰省した理由は、あちこち転勤したけど「キレイな川があるところでしか住めないな」とホタルのようなことを思ったから。現在は、上勝町で助け合いタクシーや郡内で唯一の運転代行もする何でも屋。